Googleのウェブマスター向けの品質に関するガイドラインにいろいろ書いているわけですが、ネットを徘徊していると、質のいいサイトって何なのかわからないっていう人がいたりします。
まあ、確かに書いていることは抽象的っていうか、理論に過ぎない感じが否めないんですけど。
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
情報を見つけやすく、ユーザーが知りたい情報がちゃんと載っていて、かつ、使いやすいサイトであること、なんですよね。他と同じことしてても意味はないんです。差別化を図らないとダメですから。
以上の基本方針から考えると、ブログじゃなくてWebサイトの方が効果的って感じがしません?
ブログは時系列なんです。旬な情報であれば時系列でも構わないんですよ。でも技術情報は時系列だと不便なんですよね。ある特定のバージョンの製品やテクノロジーについての情報を知りたいとき、その情報って変わらないわけです。
差別化、という意味では、今ではほとんどがブログになっていて、Webサイトを運営している個人のウェブマスターってめっきり減った気がします。私がWebサイトにこだわる理由は、自分の探したい情報が載ってる本がないから自分で情報を作っちゃおうってノリっていうか、かつてのマイクロソフトのヘルプがわかりづらかったから自分なりにまとめてみよう、っていう基本的な考え方を持っているからです。
自分の探したい情報ってたいてい本には載ってなかったりするんです。載っていたとしても、なんか違うっていうか。しかし、出版社側としたら、大体二番煎じなことしかしないんですよ。過去に実績があることしか書かせてくれない。だからおんなじような本が立ち並び、結果的に売れなくなったんじゃないかというのも一理あるんじゃないかなーって。
痒いところに手が届き、その情報にたどり着くのが簡単なサイトが、高品質なサイトじゃないかと私は考えています。初心者さんは検索するのが苦手なんです。ググれとかそういうのは本当に乱暴な提案だと思うんです。検索するのが苦手な初心者さんにもやさしいサイトを作ることって結構ポイントじゃないでしょうか?