wanichanの日記

ちょっとした技術メモ。Microsoft中心。Webサイト管理等にまつわるネタ、サイトの更新情報等を発信中。最終版はwanichan.comに掲載していきます。

WordPressはすべてのサイトに適応できるのか?

Google+でExpression Webのユーザーコミュニティを運営していますが、そこにWordPress信者らしき人が執拗にWordPressを勧める書き込みを繰り返したため、管理者権限で彼をコミュニティ参加禁止にしました。

ユーザーの利便性においてWordPressを勧めるのが理にかなっているとか信じ込んでる感じです。しかし、本当に全てのサイトがWordPressに移行できるのでしょうか?

そこでググってみたら、私の意見を代弁するかのような記事を見つけました。

https://s.w.org/images/backgrounds/wordpress-bg-medblue.png

WordPressはブログにすぎない

WordPressは所詮ブログなんですよ。固定ページが作れる程度。これって、はてなブログProにも実現できますよね。ブログははてなブログで十分です。アップデートとかややこしいことする必要ありませんし、安定していますし、バズってもそんなに落ちることはありません。

はてなブログが嫌いとかだったら、別にWordPressでいいと思うんですよ。ブログだから更新できますし、はてなの利用規約を気にすることもありません。利用規約に違反したせいでアカウント停止されたからWordPressっていう人いますけど、ふつうにブログ使っていたら利用規約に違反することはありません。

レンタルサーバー借りてWordPressにするメリットといえば、.htaccessが使えたり、FTPが使えたりできる点ですかね。はてなブログでは.htaccessやFTPは使えませんから。

しかし、WordPressがマジョリティになった昨今では、攻撃の的になっています。マジョリティになればなるほどリスクが大きくなるのです。改竄されたり、アクセス不能になったり、いろいろなセキュリティ面での脆弱性問題の対応を常にしなければいけません。セキュリティアップデートしたせいで壊れてしまうこともあります。私はそういうトラブルを何度も経験したため疲れてやめました。

WordPressに向いてるサイトとは

話戻って、WordPressは万能ではないということを言及しているブログ記事は、たいてい同じようなことが書かれています。WordPressに向いているサイトは大抵以下のように挙げられてます。

  • ブログとして
  • ニュースリリースとして簡単に更新できる要素を含むコーポレートサイト
  • 小規模の情報サイト(100ページ程度)

WordPressに向かないサイトとは

一方、小規模なサイトでもわざわざWordPressにする必要がない場合があります。

  • 5ページ程度のコンテンツ+問い合わせフォームで構成された会社案内サイト
  • 自己紹介サイト
  • アーティストやバンドの紹介サイト
  • あまり更新しない数ページ程度で構成されたサイト

問い合わせフォームを設置するだけのためにWordPressにする必要はありません。それだけであれば、フォームCGIスクリプトで処理できますから。スクリプトは無料で入手できます。

でも、ニュースリリースとか新着情報を随時更新するだけであれば、その動的要素をHTMLテンプレート式のCGIスクリプトでやっつけたほうが簡単だったりします。テンプレートはHTMLとCSSでもって自由に変更できるので、WordPress一択というのはあまりにも安易な考えだと思います。それに、WordPressに対応していないところもありますしね。

わにちゃんどっとこむは10000ページを軽く超えます。それにカテゴリも複雑で多岐に渡ります。19年運営してきたサイトをWordPressに移行できると断言できる人は果たしてどれぐらいいるでしょうか?

静的HTMLサイト(ホームページ)はまだオワコンではない

WordPressに適さない場合は静的HTMLサイト、いわゆる「ホームページ(ホムペ)」を構築した方がいいのです。ホムペはまだ終わっていません。コストも抑えられますし、軽いですし、それに自由にレイアウトや構成を決めることができます。

その静的HTMLサイトを効率よく管理できるソフトとして、無料になったExpression Web 4を使ったらいいかも?っていう感じです。

あ、別に静的HTMLサイトを構築するための手段はどんなツールでもいいんですよ。選択肢の一つとしてExpression Webがいいよ、と言ってるだけで。

オンラインコミュニティの利用について

オンラインコミュニティではそれぞれ特化したテーマに基づいて作成されています。利便性がどうのとか、それは個人的な意見にすぎません。それを全ての人に押し付けるのはよくありません。もしExpression Webに特化したコミュニティにWordPressの話題を許したらどうなるでしょうか? コミュニティの趣旨に反するので、形が崩れてコミュニティが成り立たなくなってしまいます。

っていうか、「信者」ほど厄介な生き物はいませんよね。協調性がないし、周りが見えてないし、自分の信じていることを他人に押し付ける傾向にあるし、客観的に物事を判断する能力にも欠けています。サイトによってどのプラットフォームで行うのか、それぞれ違うのです。ブログでやりたいのであれば、はてなブログでいいじゃないですか。メンテする必要ないですし、私はブログといえばはてなブログ一択です。その時その時に思いついたネタを書き留めるのに最適です。

まとめ

自由度が高くて自分なりにコンテンツをまとめることができるのが静的HTMLサイト、いわゆるホムペです。この自由度が高いホムペ運営に慣れてる人はわざわざWordPressに移行する必要はないです。あ、別にWordPressがいいっていう人はしてもいいですよ。でもそれはそれぞれのサイトのジャンルとか種類とか体系とかに左右されます。たまたまブログでも代用できるサイトを運営していたら、WordPressに移行してもいいと思います。