Word 2010で作ったファイルをWord 2016 for Macで[ファイル]メニューの[ドキュメントの変換]を実行し、上書き保存すると、その文書に挿入された図はすべて圧縮され、そのファイルサイズが小さくなるようです。
なんで?って感じなんですけど。そんなん、聞いてないって。
確かに、Word 2003形式(拡張子 .doc)を .docx にすると、ファイルサイズが圧縮されるというのはわかってるんですけど、同じ拡張子 .docx でも、Word 2010とWord 2016 for Macではなんか違うって感じなんですか?
Word 2013でもドキュメントの変換はできますよね。まだ書いた記憶がないんですけど。とりあえず Word 2010は書いてます。
ドキュメントの変換を行うことで、図も圧縮されるというのは「仕様」なのか「問題」なのかよくわからなかったんですけど、やっと答えが見つかりました。
その答えは、拡張子 .docx である限り、画像を挿入してそのサイズを変更して保存した時点で、そのサイズが原本扱いとなる「仕様」だそうです。
言い換えるならば、画像を挿入して、後で50%に縮小した後に上書き保存した時点で、その挿入された画像の元画像の情報はなくなり、現在のサイズが100%として扱われるわけです。
この動作は、Word 2007からサポートされている .docx 形式で保存した時から再現されます。ちなみに、保存しない限り、画像を挿入して、サイズを変更しただけでは、元画像のサイズ情報を持っているので、図のサイズのリセットは有効です。
もし、元の画像サイズを保持するには、旧形式の .doc 形式で保存するか、原本画像ファイルを別保管するしかない、ということになります。
いやぁ。。勉強になりました。てか、Office 2007からそういう仕様になってるってことなんですね。あれから何年経ってるねん、って自分にツッコミしたくなります。