wanichanの日記

ちょっとした技術メモ。Microsoft中心。Webサイト管理等にまつわるネタ、サイトの更新情報等を発信中。最終版はwanichan.comに掲載していきます。

AIパワポは"形だけ"—魂もアウトラインもない

Facebookの友達によるポストに目に留まりました:

AIにPowerPointなどのスライドを作ってもらっている人って、資料としてのスライドが欲しいだけなんだよね。

自分でPowerPointでスライドを作っている時って、プレゼンを作っているんだよね。だから僕は、AIにスライド作ってもらっても決して満足しない。だって、やつらプレゼンは作ってくれないから。

そうそう、AIは"魂がない"から「プレゼン」を作ることができません。サンプルとか単なる事実をまとめた「資料」は作れます。

その投稿に他の人が以下のような返信が。

先日、AI生成のPowerPointデータを受け取ったのですが、画像も文字も、行頭文字ですら、いちいちベタベタ貼り付けてあるだけなので、基本機能の「アニメーション効果」も「スライドマスター」も「Wordへ送っての資料作成」も使えず、ファイルサイズも無駄に肥大化、メール添付の送受信だけでレイアウトが崩れる😰

文字や画像が制御可能な場所にない、つまり構成化されていないんですよ。

修正にかなり時間かかりました。(以下略)

AIは単に見た目重視で、アウトラインベースで作ってくれないの??

そこで、無料版Microsoft Copilotアプリで、実際どうなのか聞いてみました。

結論だけ先に言うと、Microsoft 365 Copilot で PowerPoint を生成しても “必ずアウトラインベースになるわけではない” です。 そして、アウトライン構造になるかどうかは Copilot の指示内容次第


Copilot はデフォルトでアウトライン構造を保証しない

Copilot に「スライドを作って」とだけ言うと、

  • タイトルと本文の階層が崩れる
  • 箇条書きが深くならない
  • セクション構造が曖昧
  • スライドごとの論理関係が弱い

こういう“なんとなく整ったスライド”が出てくることが多い。

つまり、アウトラインとして最適化されているわけではない


■アウトラインにしたいなら、指示が必要

Copilot にこう言うと、ちゃんとアウトラインになる:

  • 「アウトライン形式で作って」
  • 「スライドタイトルと箇条書きだけで構成して」
  • 「階層構造を明確にして」

このように明示すると、PowerPoint の本来のアウトライン構造に近づく。


■重要:アウトライン生成は “クレジット消費する”

残念だけど、 Copilot にアウトラインを生成させる行為自体が “生成AI” なのでクレジット消費対象

  • スライド生成
  • アウトライン生成
  • 要約生成
  • スピーカーノート生成

これらはすべて 生成AI → クレジット消費

※Copilotのクレジットは、Microsoft 365のAI機能を使うときに消費される“利用枠”のようなものです。

無駄にクレジット消費して「形だけ」の魂のない、そのあとのカスタマイズが困難なモノを生成するって、無駄じゃないんですかねぇ。

パワポはアウトラインが命。プレゼンは人間の魂が要りまっせ。

AIは所詮、事実ベースのまとめ資料を作るのが得意。単なる事実を淡々と語れば、睡眠不足の人たちへの大いなる助けになることでしょう。

形だけのスライドに、聴衆は静かに夢の世界へ。

そこで、効率よく、無駄なクレジット消費を防いで、ちゃんとした「プレゼン」を作るには、どうするか? です。最適解は以下のステップ↓

  1. クレジット消費しない Microsoft Copilot(Chat版)に、アウトライン生成させる
  2. 生成されたアウトラインテキストに含まれるスペースをタブに置換
  3. UTF-16LE(BOM付き)のテキスト形式で保存
  4. PowerPointの「アウトラインからスライド」で、そのテキストファイルを読み込み
  5. 人間の「魂」を注ぎ込む

これなら、アウトラインベースのぱわぽだから、アニメーション効果も使えるし、SmartArtも使えるし、スライドマスターも問題ないです。

AIにやらせるのは、サンプルたたき台、事実に基づいた資料作成。できればMicrosoft Copilotにやらせて無駄なクレジット消費を避けるのが一番いいかも。