
OneDrive for Mac(CloudStorage 版)に移行したあと、 Word の「最近使ったファイル」が古いパスのまま更新されず、 読み取り専用になったり、リンクが切れたりする問題に遭遇しました。
調べても情報がほとんどなく、OneDrive のリセットも効かず、 Word のキャッシュ場所も見つからないという、なかなか厄介な状態。
最終的に OneDrive と Word のコンテナを整理して再構築することで解決できたので、 同じ症状で困っている方のために手順をまとめます。
- 1. 発生した症状
- 2. 原因の概要
- 3. 解決に必要だった作業(全体像)
- 4. OneDrive の完全リセット手順
- 5. Word のコンテナ整理(これが決め手)
- 6. 再構築後に確認したこと
- 7. まとめ
1. 発生した症状
- OneDrive のリセットを実行してもサインイン情報が残る
- Word の「最近使ったファイル」が古い OneDrive パスのまま
- 読み取り専用で開いてしまう
- OneDrive.app が Finder 上に存在しない
- CloudStorage 版 OneDrive が壊れた状態で残っている
2. 原因の概要
結論から言うと、OneDrive(CloudStorage 版)の残骸と、Word の古いコンテナが複数残っていたことが原因でした。
- OneDrive.app が途中で壊れた
- CloudStorage 内の OneDrive フォルダーが不完全
- Word の
com.microsoft.Wordコンテナが複数存在 - Word が古いコンテナのリンクを参照し続けていた
この状態だと、OneDrive をリセットしても Word の内部リンクが更新されないため、「最近使ったファイル」が永遠に古いパスのままになります。
3. 解決に必要だった作業(全体像)
最終的に必要だったのは次の3つ。
- OneDrive の残骸を完全削除
- Word の古いコンテナを整理(最新だけ残す)
- Word が新しい OneDrive パスにアクセスし直す
特に Word のコンテナ整理が決定打でした。
4. OneDrive の完全リセット手順
① OneDrive を終了
メニューバー の右側 OneDrive を右クリックし、[…]一覧から[OneDrive を終了]

② 以下のフォルダーを削除(存在するものだけ)
~/Library/Application Support/OneDrive ~/Library/Caches/OneDrive ~/Library/CloudStorage/OneDrive-* ~/Library/Containers/com.microsoft.OneDrive-mac ~/Library/Group Containers/UBF8T346G9.OneDriveSyncClientSuite
③ Mac を再起動
メニューバーの左端のAppleアイコン➡️再起動…

④ OneDrive を再起動
Dockからアプリを起動して、一覧から[OneDrive]を選択。



→ 正常ならサインイン画面が表示される
5. Word のコンテナ整理(これが決め手)
Finder → 移動 → フォルダへ移動:
~/Library/Containers/
ここに com.microsoft.Word が複数存在していました。

✔ 残すべきもの
- 更新日が最新の
com.microsoft.Word
✔ 削除してよいもの
- 2023年以前の
com.microsoft.Word com.microsoft.Word.widgetextension- その他の古い Word 関連フォルダー
削除後、Mac を再起動すると Word が新しいコンテナを使うようになり、OneDrive の新しいパスを正しく認識しました。
6. 再構築後に確認したこと
- Word が OneDrive にアクセス許可を求めるダイアログが出る

*[アクセス許可を付与する]をクリックして、OneDriveフォルダーを選択すればOK - Word で開いた OneDrive のファイルが読み取り専用にならない
- Word での「最近使ったファイル」が新しいパスで登録される
- Finder の OneDrive が「最新の状態です」になっている
すべて問題なし。
7. まとめ
今回の問題は、 OneDrive の壊れた残骸+Word の古いコンテナが複数残っていたことが原因でした。
特に Word のコンテナは見落としがちで、ここを整理しないと「最近使ったファイル」が古いまま更新されません。
同じ症状で困っている方の参考になれば幸いです。