私は普段、「Webサイト」とか「サイト」と表現していますが、FrontPageからの初心者なユーザーさんにとっては、「ホームページ」という言葉がなじみやすいので、あえて「ホームページ」という言葉を使うことにします。
初心者さんって、見栄えとかレイアウト「だけ」にこだわる傾向にあるようです。問題はコンテンツ(情報)であり、見栄えではないのです。
これから、初心者でありがちな間違いをピックアップしてみましょう。
文字間に無駄なスペースを入れる
うんと、「文字の均等割り付け」をしたいんでしょうけど、文字間に無駄なスペースを入れると、「情報」として成り立たないんですよ。
あと、段落とか文章の概念がまるでない、自称アフィリエイターとかブロガーによくある、文の途中の段落の分割を平気で行ってますけど、それよりひどいです。
たとえば、「概要」なのに「概 要」とか。
これではコンピューターが正しく文字を読み取ることができないですし、音声読み上げツールでもちゃんと読み上げてくれませんよ?
ましてや、大事な御社の名前の文字間にスペースなんて入れていたら、検索できないですよ?? たとえば、「日本マイクロソフト株式会社」を「日 本 マ イ ク ロ ソ フ ト 株 式 会 社」と入力していると、インターネット検索なんて到底不可能です。
文字の配置にこだわる
相対的にこれを下から何ピクセルとか何ポイントの位置で表示させたいとかいうのは、ぶっちゃけナンセンスです。あなたのホームページに訪れる人たちは、そんなものは全く必要とはしていないのです。「御社のことを知りたい」とかただそれだけなんですよ。
ホームページ・ビルダーでの「どこでも配置モード」ってありましたっけ。今でも健全なのかよくわかりませんが、それはバリアフリーじゃないんですよ。閲覧する人たちのモニター画面の大きさはさまざまです。決してあなたのパソコンのモニターと同一ではないんですよ。今ではスマホとかタブレットで閲覧する方が増えています。そうです。モバイル端末でもストレスフリーで情報を提供できるかどうか、そこが問題なのです。
スマホで閲覧した場合、あなたの作成環境のパソコンのモニターとは解像度が全然違いますし、表示も限られています。スマホ画面にも最適化できなきゃ意味がありません。
見栄えよりもコンテンツ(中身)が大事
見栄えとか高度なテクニックにこだわらず、閲覧者が知りたい情報にスムーズにアクセスできる、使いやすいホームページにすること、それが最重要事項です。見栄えだけにこだわっていいのは、グラフィックデザイナーだけです。Webデザイナーは家の設計者に似ています。住みやすい家、使い勝手のいい家でないと居心地が悪いですよね?
今一度、ホームページには「コンテンツ」が重要であるということ、再認識していただきたいと思います。